立ち読みコーナー
目次
312ページ
千年王国の箱入り王女    5
あとがき          306
188ページ〜
「……怖くないわ……、あなたがわたしにくれるものは、いつも、素敵なものばかりだもの……」
「……誰にもおまえは譲らない。俺のものだ、リンディ」
 骨抜きだ、と思いながらリンディにキスをした。リンディの角度を探っていた指を抜くと、脱ぎ捨ててある自分の衣服を丸め、リンディの腰の下に入れた。もう一度指で角度を探り、猛ったものを押しあてる。グッと腰を進め、先端がクチュリと入ったところで、一息に奥まで貫いた。
「いっ……」
 鋭い痛みが腹の奥で起きたが、それも一瞬だった。今は鼓動に合わせたようにジクジクと痛む。リンディはうっすらと涙をにじませた目でアルナルドを睨んだ。
「優しくすると、言ったではないの……」
「優しくした。ゆっくり挿れれば挿れるほど、痛みが長引く。一瞬だったろう?」
「……そうね……、髪を、梳く時と、同じね……。絡まって、いる時、ゆっくりと梳かれると、とても痛いの……」
「ああ、まあ……、そういうことだ」
 いかにも女の子らしいたとえをアルナルドが小さく笑うと、リンディがキュッと眉をひそめた。つながっている部分に響いたのだろう。すまん、とアルナルドは謝った。
「おまえの体が馴れるまで、じっとしているから」
「ありがとう。優しいのね」
「優しくすると言っただろう。俺は嘘はつかない」
 アルナルドはほほえみ、そっと体を重ねて慈しむような口づけを繰り返した。そうしながら乳房も優しく愛撫する。しばらくそうしていると、んん、と明らかに感じている声をリンディがこぼした。アルナルドは乳房から下へ手を伸ばし、快楽を覚えたばかりの花芽にそっと指を押しあてた。
「んんっ、ん……っ、あ、あっ、そこ、駄目…っ」
 アルナルドに貫かれたまま、リンディが身もだえる。その自分の動きで花芽を刺激してしまい、さらに感じてリンディは惑乱した。
「あっあっ、いやっ駄目……っ」
 キュウゥとアルナルドを締めつけてしまった。それが新たな快感を生む。アルナルドがそろりと腰を引き、押しこむと、クチュ、と音がした。中までしっかりと濡れている。確認をして、アルナルドはじりじりと腰を動かし、次第にその速度を速めた。もちろん可憐なしこりに指を押し当てたままだ。突かれるたびにそこも刺激されて、リンディはあられもなくよがった。
「ああっ、いやっ、駄目ぇっ、また、変になっちゃう……っ」
 極みを迎えそうになると、アルナルドがふっと指を離す。同時に果てようと思うアルナルドが快楽を操作しているのだが、リンディにはいじめられているようにしか思えない。
「アルナルド、お願い、お願いぃ…っ」
「もう、少し……っ」
「いじめ、ないで…っ、さっきみたいに、してぇ…っ」