立ち読みコーナー
目次
277ページ
プロローグ           5
一話 恋の出会い        11
二話 恋煩い          50
三話 花嫁の感傷        101
四話 幸福な日々        133
五話 偽り           181
六話 わたしを助けて      223
七話 永遠に変わらない心    257
エピローグ           279
あとがき            283
161ページ~
恥ずかしさのあまり身を捩るも、それはただ胸を揺らすだけに終わり、ますますランベルトの目を愉しませる結果となった。
「抗わないで。夫婦なら、当たり前の行為です」
それはそうかもしれないけれど、だからと言ってすぐに開き直れるほど、ソフィアは羞恥を捨てきれない。
真っ赤になり、ランベルトの愛撫を受け入れるしかなかった。
「ランベルトさま、灯り、消してください……。恥ずかしいです……」
「どうして?とても綺麗ですよ」
白い肌に、ちゅ、と音を立ててランベルトが吸いつく。そこには赤い花が咲き、まるで刻印のようにソフィアの肌を彩った。
「あ、あ、ん……や、恥ずかしい……恥ずかしいの……っ」
いやいやと頭を振る。
するとランベルトは困ったように苦笑して、灯りを最小限に落としてくれた。
戻ってきた彼に胸の先を摘まれ、ぐりぐりと押し潰される。すると柔らかかったそこはたちまち芯を持ち、固く尖り始めた。
いや、いや、と口にしながら、ソフィアは何度も首を横に振る。
自ら受け入れることを了承したものの、やはり恥ずかしい。
初めての時は彼が媚薬で朦朧としていた分、まだ心に余裕があったものの、今日の彼は完全に素面だ。こんなことなら、お茶ではなくワインでも用意するべきだったかと、本気で考えた。
「君は、駄々っ子のようですね。……そんな困った子には、お仕置きが必要ですか?」
「あぅ……っ」
ぴん、と敏感になった胸の先を弾かれ、ソフィアは大きく仰け反った。
痛みと快楽の中間のような感覚に、頬が火照り目尻に涙が浮かんでしまう。
「やだ、や……っ」
その反応を見て少し意地悪な笑みを浮かべたランベルトは、ぎゅっと指先に力を込め、ソフィアの乳首を強くひねり上げた。
「やぁっ、やぁぁ……っ」
髪を掻きむしり身悶えしたくなるような感覚に襲われたが、両腕を拘束されているため叶わない。ふるふると胸を揺らしながら儚げに震える妻の媚態に、ランベルトが生唾を飲み込んだ。
「……ソフィアは、少し強くされるのが好きなようですね」
「す、好きじゃない、いやっ、あぁ……ッ」
ソフィアの舌足らずな拒絶に耳を貸すこともなく、ランベルトはそのまま乳首を虐め抜く。
指先で強く押し潰し、左右にひねり上げ、痛くない程度に爪を立てる。長いこと弄ばれ、その場所は充血して真っ赤に熟れた木の実のようだ。
「ああ、とても美味しそうになった」
満足そうに言ったランベルトは、そのまま躊躇うことなく先端を口に含む。
じゅっ、じゅっ、ときつく吸い上げる音が鼓膜を犯し、ソフィアは耳を覆いたくなった。
「や、あぅ、あ……っ、いや、いやなの……っ。強く吸わないでぇ……っ」
「こんなに嬉しそうに硬く立ち上がっているのに、嫌なはずがないでしょう。嘘を言うのはやめなさい」
まるで厳しい教師のように言うと、ランベルトは尖らせた舌先で凝った乳首をつつく。
「あぁぁ……ッ」
貪欲に吸い立てられ、時に歯でこりこりと甘噛みさえされる。
昼のランベルトとは全く違う獰猛な顔に、ソフィアは少し怯えつつも、女としての本能で惹かれてしまう。
「はぁ、あ、あぁ……っ、噛んじゃ……やぁ……っ」
「では、舐めてほしいのですか?」
「ちがう、ちがうの……っ、あぁっ……」
ちゅぷ、と音を立てて舌で搦めとられ、唾液を擦り込むようにぬるぬると舌先を押しつけられる。
飽きもせず、ランベルトの唇はそこに留まり続け、舐めては吸い、噛んでは扱きを繰り返していた。