立ち読みコーナー
目次
264ページ
籠の鳥の乙女の甘美なる吐息    5
あとがき             259
153ページ~
「……どう…すれ…ば、いい…の?」
「そのままの体勢でいいから、今よりも僕に深く座り込んで」
エリシェはまだ痙攣がおさまらない花陰で、言われるままに彼の硬い切っ先を挟んで腰を圧しつけた。
「きみの狭間で僕のをきつく挟んで」
「んっん…ふ、ぁん」
期せず、花芯が刺激され、脱力しそうになるのを、アルフレードが背後からエリシェの腰を持って支えてくれた。
「っは……んんっ」
「もう少し、きつく締めて」
「…っふ、ん……ゃん…こ…う?」
「そう。そのまま、上下に動かすんだ」
「あっあ…ふ、ぁ…ぁ…ん」
力の入りにくい下半身になんとか力を込め、彼の分身を挟み込むと、エリシェは言われたとおりに動いた。
「いい…よ…エリシェ…、もっと速く動かすね」
「やめっ…ん、ん……あああ…っ!」
エリシェの腰を両手で掴むやいなや、アルフレードはエリシェの花芯が蕩けてしまいそうな速さで猛烈に腰を動かしてきた。
「ああ─っ……あんっ……あっ…あっ…んっ…あぁ…」
「出すよ」
「んあ…あっ…」
言葉と同時に勢いよく放出された彼の白濁は、エリシェの鎖骨付近まで飛び散った。それを塗りつけるように、また乳房を揉みしだかれて身悶える。
「エリシェ、こっちを向いて」
「あ……」
惚けたままエリシェが振り返ると、アルフレードから唇にキスを落とされた。
長い口づけからやっと唇が解放され、彼が甘く囁く。
「こんなに乱れるきみを知っているのが僕だけだと思うと、ずっときみを抱いていたくなるよ」
「アルフレード…」
「名前も、きちんと呼べるようになったね」
「…はい」
「じゃあ、今から二個目のお仕置き、ね?」
「……?」
「脚は大丈夫?立てそう?」
「ええ……」
足首に特に痛みもなく、エリシェは身体を起こして立ち上がろうとしたが、脚自体に力が入らない。
アルフレードはエリシェの状態を察知したのか、座ったままでいるよう促した。
シャワーを手に立ち上がると、エリシェの腹部から鎖骨にかけて散り、塗り広げた彼の飛沫を流し取ってくれる。
先ほどまでの行為が激しかったせいか、バスタブには足首が浸かる程度の湯すら残っていなかった。
彼はバスタブの湯をすべて捨てると、まずはエリシェの髪と身体についた石鹸草のぬるつきをシャワーで洗い流してくれた。
次いで、自身の髪と身体もさっと流して、ぬめりを拭っている。
アルフレードの手によるシャワーが一通り終わると、彼は備えつけのタオルを手に取り、エリシェと自身の身体に残る水滴を丁寧に拭き取ってくれた。
すでにベッドに横たわりたいくらいエリシェの花陰は攣縮し、腰から下が気だるい。
二番目のお仕置きの内容が気になって、アルフレードにおずおずと訊ねると、足元がおぼつかないエリシェの様子を察したのか、彼は横抱きにエリシェを抱き上げてベッドまで運んでくれた。
ベッドの上にゆっくりと降ろされると、首筋を啄まれる。
アルフレードはエリシェの身体中にキスの痕を残すので、ドレス選びも大変だった。今も、うつ伏せに寝かされ、首筋や背中、腰に臀部と背面に口づけを落とされていた。
エリシェは腰の付近が特に敏感で、触れるだけのキスでも全身がわななく。
彼もエリシェの弱い部分をとっくに把握していて、キス以外にも、手でやわやわと乳房の下を触れてきたりと、すぐに悪戯をするので困っていた。
「…っふ、ん……ゃん」
「きみはここが、本当に弱いね」