立ち読みコーナー
目次
256ページ
愛しき花嫁に運命の花束を
プロローグ 永遠の約束          6
Ⅰ 廻る神の歯車             12
Ⅱ 蒼の兆し               51
Ⅲ 見えない運命の影           101
Ⅳ 一筋の光               122
Ⅴ 吹き荒れる嵐の中に          170
Ⅵ 荊                  187
Ⅶ 何度囁いても言い足りない言葉を君に  230
エピローグ 永遠の愛を          244
あとがき                 249
77ページ~
「隠さないで、ナターシャ。私にありのままの君を見せてくれ」
「っ……」
甘い囁きがナターシャの耳朶を掠める。胸の疼きに耐え切れず、ナターシャはぎゅっと目を閉じた。
「黙っていると、都合のいいように受け取ってしまうよ?」
「……あ、あなたの都合のいいように受け取って……あなたの思っている通りで、たぶん間違いないわ……」
「っ……君は私を煽る天才だ」
ランドルフがナターシャの額にキスを落としながら露わになった胸を鷲掴みする。やがてそれは性急になり、大きく揉まれた。
「あっ……あ……ランド……ルフ……っ」
乳房を揉まれるたびに下腹部に鋭い痺れが走る。子宮が収斂し、蠢いているようだ。
ランドルフの唇が顎先から喉へと滑り落ちていく。鎖骨の窪みを舌先で突かれ、やがてナターシャの乳房へと落ちる。
「ふっ……あ……」
乳房をさらに激しく捏ねられ、ほんのりと桃色に染まった乳首に、いきなり舌を這わせられた。
「ああっ……だめ……やめて……そんなこと……恥ずかしいわ……あっ……」
ナターシャの躰の芯がむずむずしてくる。どうしようもなく腰をくねらせる。恥ずかしいのに気持ちがよくて、どうしたらいいかわからない。はしたないとわかっているのに、躰がランドルフを顕著に求めてしまう。触れて愛されることに悦ぶ自分が恥ずかしい。
ランドルフは舌の動きを淫らにし、ゆるく勃ち始めた乳頭を舌の上で転がしてきた。
「あ……っ……んっ……」
乳首を歯で柔らかく挟まれ、少し痛みを感じるほどきつく引っ張られる。ずくんと重い痺れがナターシャを襲う。
「やっ……んっ……ああっ……」
出したくないのに、嬌声が止まらない。
「誰にもここを舐められたことはないか?」
「そ、そんな……ないわ……あっ……」
「私だけ?」
「ランドルフ……だけ……っ……んっ……」
「よかった。君にこんなことをする男が他にいたら、決闘を申し込むところだった」
「決闘……って……あ……はぁっ……」
ランドルフが指の腹でナターシャの乳頭を押し込んだ途端、子宮からわけのわからない強い刺激がナターシャの背筋を伝って脳まで駆け上がった。
その刺激に我慢できず嬌声を零してしまう。同時にちりちりと躰の奥で官能の焔が灯り始めた。それでやっとこの刺激が快感だと理解する。
「んっ……ふっ……」
声を止めようと思っても、意志とは裏腹に口許から次々と淫らな喘ぎ声が溢れてしまう。その様子を、双眸を細めながら愉しそうにランドルフが見つめていた。
「もっと君の声を聞かせて」