立ち読みコーナー
目次
272ページ
狂恋 ~奴隷王子と生贄の巫女~   5
騎士とレディと月夜の獣       247
あとがき              269
136ページ8行目~
 アルベルトのまとう空気が先ほどまでとは明らかに違う。
「きゃあ!」
 突如首筋に嚙みつかれ、ディアナは悲鳴を上げた。
 荒々しい手つきで服を剥かれ、上半身が露わになる。
「いや! あっ! 痛いっ…、やめて!」
 乳白色の肌に、薔薇のような真っ赤な嚙み痕が散っていく。柔らかな乳房に、肩口に。憑かれたように興奮したアルベルトは、ディアナの肌を嚙みちぎらんばかりに己のしるしをつけていく。
 力ずくで体を裏返され、残る衣服もむしり取られた。
 床に手をつき、尻を上げる格好で服を脱がされたディアナは、愛撫で濡れそぼった秘部をアルベルトに晒してしまっている。
 羞恥で目眩がしそうだった。淫らな雌の匂いが自分でもはっきりとわかる。
 アルベルトは獣のようにそこにむしゃぶりついた。
「きゃあっ! ああっ、そんな…! やめてアルベルト!」
 双丘をがっしと摑まれ、尻を割り開くように両親指で左右に広げられる。むき出しにされた淫花の蜜を啜る蝶のように、長い舌を膣道に挿し込まれた。
 ちゅっ、ちゅる…、ぴちゃ…、といやらしい水音が立ち、ディアナを耳からも犯す。
 舌はずぽずぽと出入りしては、ときおり後蕾の方までいたずらに舐め上げる。そこを舌が通るたびにびくびくと白い尻が揺れた。
 野蛮だ、と思った。
 豊かな胸が床につくほど上半身を低くし、腰を高く上げさせられて人には見せない恥ずかしい部分を味わわれる。
 まるでディアナを食べてしまいたがってでもいるように、逃げようとすれば柔らかな白い丘にも歯を立てられた。
 それでも懸命に前に這えば、肩を摑まれ仰向けに返される。
「きゃあっ…!」
 片方の膝裏をすくわれ大きく股を開かされて、秘裂がぱっくりと口を開ける。
 赤く濡れ光るそこに、いつの間にか取り出されていたアルベルトのむき出しの雄がぴたりと当てられた。着衣のままそれだけがズボンの間から生えているのが、妙に生々しい。
 神樹とは比べものにならない熱を持った杭の先端でぬちゃぬちゃと襞を往復され、犯されてしまうのだと恐怖が背筋を這い上った。
「だめ……、だめです、アルベルト……、それだけは、そ、そこだけは……っ、いやっ、だめぇ……っ!」