立ち読みコーナー
目次
304ページ
ミュリエルの旦那様    5
旦那様の憂鬱       291
あとがき         299
149ページ~
「クライブ様、ここでは…」
 しーっ、と耳に息を吹きかけて、クライブは言葉を封じると、尖った乳首を押し潰す。ミュリエルは甘い吐息を吐き出し、クライブの首に腕を回してしがみつく。
 紐が解かれ、ガウンが床に滑り落ちた。薄い夜着一枚の姿になる。前をかけ合わせ、三つのリボンで留めてあるだけの夜着だ。一番上の胸元のリボンが解かれて、乳房が露わになる。
 恥ずかしげに顔を背けると、赤く色づいた乳首を摘まれる。身体が跳ねた。
「肌に痕をつけると、湯浴みができなくなってしまうが、ここならば」
 クライブが身を屈めるようにして乳首に食らいつく。乳首の先端を舌先で突き、唇で食んで舐めしゃぶられる。襲いくる快感にミュリエルは仰け反り、乳房を揺らした。
 その間に、二つ目のリボンが解かれていた。クライブの手が夜着の中に入り込み、乳房を揉みしだいたり、脇腹や背中を撫でたりする。
 最後のリボンが残っているけれど、両脚を広げてクライブに跨っているミュリエルの下着がすでに見えて、夜着は肩から滑り落ちていた。
 身体が熱くなってくる。紅を刷いたように、肌が染まっていく。
 クライブが下着越しに下草の辺りをくすぐった。
「ん…ぅん……」
 秘めたる場所が蠢き、ミュリエルを苛む。太腿や尻を撫でられると、下腹の奥がきゅっと引き絞られるように感じた。
 熱く蒸れた脚の付け根の奥へと手が伸び、下着が湿っていることに気づいたのだろう。
「もうこんなに熱くなって」
 笑いを含んだ声でクライブが言う。
「ぃゃん…ぁ…っんんっ」
 羞恥で顔から火が噴きそうだ。
 クライブはミュリエルを苛めるように、肉の谷間で指を何度も往復させ、生地越しのじれったい愛撫を与えるから、とめどなく溢れてくる蜜が下着をしとどに濡らした。
 クライブの指が下着を潜り抜け、熱く潤った隠花に触れた。
「ひっ!」
 花弁を弄くり、くちゅくちゅといやらしい音を響かせ、溜まった蜜をかき混ぜるように蜜壺を探り始める。
「あんっ……っふ…っ」
 はあっと息をついてクライブを見ると、目を細めたクライブがミュリエルを見ていた。夜着を腰にまとわりつかせ、汗ばんだ肌を艶めかしく光らせている姿を。
 見ている。私をクライブ様が…。
 痴態を見られていたと思うと、恥ずかしくてたまらない。今さらながらに身体を隠そうとすると、肉筒を指で深く削られた。
「ひぃっ!」
 引きつったような声を上げ、ミュリエルは後ろに倒れた。背後にあった書き物机に身体を預ける。
「ここがいいのか?」
 肉の壁をクライブの指が押し広げた。痛みは感じない。もっと奥を激しく擦ってほしくなってしまう。
「あぁぁ…クライブ様」
 激しく貫かれ、快感に咽び泣いたあの夜を思い出し、ミュリエルは溜息をつくようにクライブの名を呼んだ。
「君はなんて淫らなんだ」
 恥ずかしくてたまらない。ミュリエルは涙を零し、いやいやするように頭を振った。
「淫らで、美しい」
 さらに指が増やされる。卑猥な音を響かせて指が動き回り、それに応えるように秘部がぴくぴくと勝手に動き始める。
「中が熱い」
 とろとろと溢れてくる蜜で、クライブの指が滑らかに出し入れされる。増やされた指は休むことなくバラバラに動き続け、肉筒の中で暴れ回る。ミュリエルの肉筒がクライブの指に絡みつく。
「ゃああぁ…っ、ふう、ん……ぅぅ…」
 両脚を左右に大きく広げて隠花を惜しみなく晒したミュリエルは、腰をくねらせてクライブの指技に悶えた。
 自分がどんな痴態を演じているのか、砂粒ほどの思考も残っていないミュリエルにはわかるはずもなく、次第に意識が遠くなっていく。
 隠花にクライブの分身が宛がわれた。
「クラ、…ブ、さまっ…んっっ…」
 ぐっと押し入ってくる。分身はやはり大きくて痛みを感じたけれど、以前のような苦しさはなかった。ミュリエルの秘部がクライブの昂りを飲み込んでいく。
 いっぱいに押し広げられた蜜壺から、蜜が押し出されてくる。のしかかっていたクライブが、ミュリエルの身体を貫いたまま抱きかかえ、椅子に座りなおす。
 繋がったまま、クライブの上に跨るようになり、身体を突き破らんばかりに分身が奥に押し込まれた。
「…ひぃ…っ…ぅ!」
 ミュリエルはクライブに凭れかかった。くたくたと身体の力が抜けて、体勢を保っていられなかったのだ。
 クライブが下から突き上げるように動き始める。