立ち読みコーナー
目次
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官能に堕ちた巫女王 ~皇帝に暴かれた芙蓉国~

序章  月下に舞う金の巫女王          5
第一章 芙蓉の国ファナキア           38
第二章 皇帝と女王の務め            79
第三章 地下神殿の情事             110
第四章 ヴェールを剥がれたファナキアと巫女王  148
第五章 ファナキアの真実            192
終章  処女王は愛を知る            251
あとがき                    292
「あ……」
 グプ……と音を立てて切っ先が入り込み、マリアリーシャは弛緩した表情で柱がそびえる天井を見上げた。
 口端から垂れそうになるものを必死に舌で舐め取り、その間もズブズブと太い竿が入り込むので、落ち着くことができない。
「あ……、あぁ……。う。うぅー……」
 とても大きなモノが入り込むので、当然苦しいし圧迫感を感じる。だがそれ以上にマリアリーシャを包んでいたのは、この上ない多幸感だった。
 おまけに最後に最奥に先端がキスをし、マリアリーシャの脳裏をピンク色に染める。
「相変わらず物凄い締めつけだな。ジュルジュルと涎を垂らして、俺のモノをしゃぶり込んでいる。悪い巫女王だ」
「そ……っ、それだけは、言わないで……っ」
 カァッと羞恥に頬を染め、尚も何か言おうとした。だがランドルフが腰を動かし始めたので、マリアリーシャの言葉はそのまま失われてしまった。
「あっ、あっ、あ、あ、あ、あ」
 腰を掴まれ、一定のリズムで抽送が続く。自然とマリアリーシャの脚は開き、つま先がユラユラと動く。
「いいぞ。美しい」
「んっ、……ふ、あ、あ、あ、やぁっ、ん、好い……っ、好き、好きっ、ですっ」
 ランドルフの肉杭が前後する度、ジュプジュプとはしたない音が耳を打つ。体を半分包む冷たい水よりも、ランドルフがもたらす熱の方がずっとマリアリーシャを支配している。
「可愛いな、マリア。俺だけの女だ」
「あぁ……っ、好きぃ……っ、ですっ」
 ランドルフに「美しい」「可愛い」と褒められると、キュウッと胸の奥が切なくなる。
 今まで他国の王の書状で、それ以上の美辞麗句をもらっても、マリアリーシャの心は何も動きはしなかったのに、だ。
「これも好きだろ?」
 腰を打ちつけながら、ランドルフは両手でマリアリーシャの両乳首をキュウッと摘まみ上げる。
「あぁあっ!」
 摘ままれた下で、律動に合わせマリアリーシャの乳房がユサユサと揺れる。普段自分で触れても何とも思わない胸でも、ランドルフの手に摘ままれ揺さぶられればすべて快楽を感じる。
 甘い刺激が脳髄に響き、ジュワッと最奥から蜜が溢れる。スコールの如き蜜はランドルフの屹立を塗らし、更に滑りが良くなった。
「だがここも好きなんだろう?」
 パッと手が離されたかと思うと、ランドルフの手はマリアリーシャの一番敏感な場所─びしょ濡れになった真珠へと伸びた。
「っひ─!そこっ、そこ駄目ですっ」
「ファナキアにいる間は、ここで楽にいけるようにしておこう。帝都に行った後は、ナカで達することができるようにな」
 抱き合って三日目の相手に対し、随分とハードルの高いことを言われている感じがする。だがランドルフとの体の相性はとてもいいので、「そんなの無理です」と言えないのも事実だ。
 だが今はそんなことを言える余裕もなく、クチュクチュと真珠を擦られあっという間にマリアリーシャは快楽の向こうへ飛ばされてしまった。
「んぅ……っ、あっ……」
 頭の中が真っ白になり、その間もズンズンと穿たれている。ビクビクと体のどこもかしこもが震え、自分が別の生き物になったような気がした。
「あぁ、マリア。上手にいってるな。君の奥がフワッと膨らんで俺を誘ってる。悪い体だ」
 満足そうに微笑みながらもランドルフが額に汗を浮かべているのは、体を動かしただけでなく、今にも精を放ちそうになった危機感ゆえだろう。
「俺も……、一回目を出させてくれ」