立ち読みコーナー
目次
272ページ
予定外結婚 ~訳あり令嬢は王太子妃に選ばれて~  5
あとがき                     266
129ページ~
「だが、きっと、これがいちばん気に入るだろう」
 いよいよだとエレノアはぎゅっと目を閉じ、その時を待った。
「なにも怖がることはないよ、エレノア。最初だけだ」
 ぬるぬると溢れる蜜を掻き回していたライリースの昂ぶりが、ぐっと蜜口に押しつけられる。
「……っ」
 これまで誰にも触れることも許していなかったエレノアの蜜口が、ライリースを受け入れていく。脹れ上がった先端がぬるりと押し入ってきて、そのままゆっくりとその奥を目指しはじめた。
「う……」
 まだ慣れない身体がライリースをそれ以上拒もうとする。
「あ……く……ぅ」
 だが、ライリースはためらわずにそのまま腰を進め、エレノアの身体を押し開いていく。
「もう少しだ……」
 ライリースが少し苦しげに声を漏らし、やがてなにかが弾けたような感触の後、圧迫感が押し寄せてきた。
「あぁ……っ」
 貫かれた痛みを噛みしめ、エレノアはライリースにしがみついた。
 身体の奥を埋められていく苦しさに息ができない。
 そんなはじめての衝撃が去るのをライリースはじっと動かず待っていてくれた。
「ん……あ……っ」
 脚の間の違和感を確かめずにはいられなかった。
「エレノア……」
 奥までこうして辿り着いたのだと知らしめるように昂ぶりを押しつけられ、エレノアは声を上げた。
 ライリースはエレノアの身体の内側に昂ぶりをおさめたものの、かすかに腰を揺らすだけで、激しくしようとはしなかった。
 このまま、ゆるやかに終わってしまうのかとエレノアが思っていると、ライリースが苦しげな声で言った。
「エレノア……もう少し……私の好きなようにしてもいいだろうか?」
 どきりと胸が震え、エレノアは息をのんだ。
「は、はい」
「つらくなるようなことはしないから……」
 そう言って、ライリースがゆっくりと、だが先程とは比べものにならないほど強く身体の奥を突き上げてきた。
「ん……っ」
 なんとか受け止めたが、すぐに昂ぶりは引き出され、またエレノアのことを突き上げてくる。
「ラ、ライリースさま……っ」
 ライリースの振る舞いに戸惑っていると、彼の動きが止まった。我に返ったようなライリースに力強く抱きしめられ、くちづけられた。
「ふ……ぅ……」
 身体の奥を貫かれながら舌を絡め合うくちづけを交わしていると、エレノアの胸の奥はあやしくざわめきはじめ、今日まで秘められていた淫らな欲望が湧き上がってきてあざやかに花開こうとしているようだった。
「ん……んん……」
 無意識にエレノアの腰が誘うように揺れる。
 くちづけに刺激され、内側を満たされているだけでは物足りないとばかりに。
「は……エレノア……そんなにしては……」
 舌を絡めながらライリースが熱い吐息を漏らす。
「我慢……できなくなってしまう……」
 エレノアの敏感な突起が押しつけられたライリースの腰に擦り上げられる。
「やぁ……っ」
 身体を起こしたライリースがエレノアの脚を抱えて腰を浮き上がらせ、反り返った昂ぶりで一気に貫いた。
「ひぁ……んっ」
 もう止めようがないとばかりにライリースが腰を動かしはじめる。