立ち読みコーナー
目次
296ページ
どん底令嬢の取り違えお見合い騒動、からの結婚  5
アンナ様はやっぱりアンナ様           283
あとがき                    292
110ページ~
 グレイグの舌が足の付け根に辿り着き、フィオナの手に恭しく口づける。
 退かせというのだ。
 そんなことしたら見えちゃう。それに…。
 まだグレイグのアレを受け入れる勇気が出ないのだ。
 グレイグはフィオナの指の股の間をねろりと舐める。
「ひゃっ!」
 そんなところが感じるとは思わなかった。じわっと快感が腕を上っていく。それでも手を退かさずにいると、グレイグはフィオナの両太腿の間に腰を進めて足が閉じないようにして、叢を覆っている手を掴んだ。
「ダメっ!」
 抵抗も虚しくあっさり取り払われてしまう。
 見られていると思った瞬間、あの場所がびくっと動いた。
「…ゃっ…見ないで」
 怖い。
 とうとうアレを入れられるのだと思った。だが、違った。グレイグがあの場所に顔を寄せて口づけたのだ。
「やっ、だめっ、そ、なの…、っ、ひっ」
舌 先でちろちろと花弁を嬲られて、フィオナは引きつったような声を上げた。
 卑猥な音をたてて、グレイグの舌は花弁を弄り、溢れる蜜をすくう。
「ふぅっ、く……、んっ、ああっ!」
 愉悦に声が抑えられない。
「いいのか?」
 フィオナが答える代わりに、秘めたる場所はぱくぱくと動いて返事をしてしまい、ふふっと笑ったグレイグの吐息にすら感じて、フィオナは身悶える。それを楽しむようにしばらく悪戯してから、グレイグが舌先を蜜壺に差し込んできた。
「……っ!」
 柔らかな舌が蠢いている。ぞくぞくした快感がフィオナに襲いかかる。
「あんっ、んん……んっ」
 グレイグの舌は肉筒の壁をなぞり、蜜を掻き混ぜる。その動きに呼応するかのように、フィオナの秘めたる場所が蠢く。
 なに?あっ、どうして…。
 勝手に動き出す身体にフィオナはなすすべもない。グレイグの愛撫はさらに激しくなって、ぐっと何かが差し込まれた。
「はぅ…くっ」
 狭い場所をこじ開けるかのように、それが動くと小さな痛みが生じる。グレイグが蜜壺に指を入れたのだ。
「うっ、も、や…、グレイ…グ様」
 ゆっくりと焦らすように出し入れを繰り返し、柔らかな舌と武骨な指が交互に肉筒を削っていく。ある場所を指で押されると、びくっと身体が跳ねて、蜜壺がグレイグの指を締めつける。
「ここか」
「ひっ!」
 再び押されて今度はくたくたと力が抜けた。
 小さな痛みは徐々に薄らぎ、さらに痛みが増えてまた薄らいでと、輪廻のように巡っていく。とろとろと蜜はとめどなく流れ出し、指の動きを潤滑にしている。
「けなげな身体だ」
 グレイグが何か言ったけれど、自分の嬌声に覆われてあまり聞こえていなかった。産毛が総毛立ち、絞り出される疼きがフィオナを別な世界へといざなう。
 身体がとけちゃう。
 そんな錯覚に陥って、シーツを握りしめる。何かを握りしめていないと、身体を保っていられない気がしたのだ。
 蜜壺はひくひくと躍動を繰り返し、グレイグの指を何本も飲み込んでいた。
 くいと太腿が持ち上げられた。
 流れ出る蜜を蒸発させてしまうのではと思うほどの灼熱が、秘めたる場所にあてがわれる。